OBの樋上大地君(平成19年卒)がエベレストに挑戦

2024年07月02日(火)
  OBの樋上大地(ひのうえだいち)君(平成19年卒)がエベレストに挑戦

平成19年卒業の樋上大地君が10年間続けていた智辯学園奈良カレッジ小中高一貫の
体育教師と中学軟式野球部の監督を辞め、エベレストに挑戦されました。


◎エベレスト挑戦の理由

人生一回きり、自分の限界、いや人類の限界に挑むことで、世界観を変え、今後の
人生のターニングポイントとなるようなきっかけを作るため。
もう一つは、余命宣告されて闘病生活を過ごしている母親に対して、生きる活力と
なるようなパワーを与え、少しでも元気になってもらうため


◎エベレストへアタックまでのスケジュール

4月9日  関西国際空港出発
4月10日 成田空港出発
4月11日    ネパールカトマンズ到着
4月12日から18日まで 、ルクラからエベレストベースキャンプまでトレッキング
4月19日から4月23日まで、カラパタール、チュクンリ、ロブチェなどの6000m級の
山で高所トレーニング
4月24日から5月10日まで、アイスフォールトレーニング、ベースキャンプから
7000mぐらいまで高所トレーニング
5月18日 本番 ベースキャンプからC1
5月19日    C1からC2
5月20日    C2からC3
5月21日 C3からC4

17時間かかってしまった為、タイムオーバー。
そこから引き返して、ベースキャンプまで戻る。
5月28日に日本に帰国する。

アタックした時の状況は、最高に天気がよく風一つない登りやすい状況でした。
C3までは特に問題なく登れていましたが、C3からC4にかけて天気が一変。
常にホワイトアウトの中で何も見えない状況。
その中で、横から風速20メートル以上の暴風で顔に突き刺さるのような吹雪。
C3から登っていると、上から岩がノーバウンドで落ちてきたり、酸素ボンベが落ちてきたり、
何度も死にかけるような場面がありました。
酸素濃度は、地上の三分の一で上に上がれば、上がる程、空気が薄くなり苦しくなります。
7000mからは、酸素ボンベを装着しますが、それでも苦しい。
歯磨きや靴を履くだけで、息が苦しくなり何度も休憩するぐらいでした。
今回のチャレンジでは、世界中で400人が登り、8人亡くなっので、死亡率2%です。
亡くなった8人のうち2人はガイドです。


◎ 今後の活動

現在は、エベレスト報告資料を作成し、あらゆる企業や学校で講演活動をしております。
将来的には、長野県上高地でベースキャンプ大地を設立し、ログハウスの宿泊施設をつくります。
温泉やサウナも併設し、登山でボロボロになった身体、仕事やプライベートのストレスで
疲れきった身体が生き返るような、そんな場所を提供します。

このような自分で良ければ、是非多くの機会でお話しをさせて下さい。
エベレストのような、過酷な環境を体験したからこそ伝えることができる、生命の有り難みや
生命の尊さをお話しできればと思います。


樋上君お疲れ様でした。今後は夢や、目標に向かって頑張ってください。

                                                                              OB会   甲斐義英















                             




 
post by master02
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