上宮卒業生の活躍

1978年卒業 30期生 上原正英氏(有栖川有栖)
第8回本格ミステリ大賞受賞


「第8回本格ミステリ大賞(本格ミステリ作家クラブ主宰)小説部門は
有栖川有栖さんの『女王国の城』(東京創元社)が受賞。
評論・研究部門は小森健太郎さんの『探偵小説の論理学』(南雲堂)に
決まった。贈呈式は6月7日、東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で。」
(2008年5月20日 火曜日 朝日新聞より引用)

★本は図書館・上宮文庫にあります。
post by ホームページ管理 | コメント(0)
 83年のデビュー以来、50枚ものアルバムを発表した。
いち早くバイオリンやチェロと競演するなど、クラッシクの世界では、
常に開拓者の役割を担ってきたギタリストだ。14歳でデビューし、
ギターブームの火付け役となった村治佳織さんの師匠でもある。
「火ぃつけるの、得意なんです。僕自身は、一回もブレイクしてませんけどね(笑い)」
茶目っ気たっぷりにそう話すが、その芳醇で切ないギターの音色と音楽への
自由な姿勢は、日本よりもむしろ海外での評価が高い。
ヨーロッパのみならず、中南米やアジアなど、世界中を飛び回り、
演奏や指導に勤しむ毎日だ。
「94年に、キューバ政府に招かれて、レッスンや演奏で2週間ほど
キューバ国内を回っていたことがあるんです。そのとき気づいたのは、
いろんなカルチャーの衝突によって、新しい音楽が生まれているということ。
クラシック音楽っていうと、どうしても欧米中心に考えがちですが、
大西洋を越えて、ラテンアメリカにもギターカルチャーはある。
それぞれの民族が、独自の音楽を持っていて、移民によって
それが混ざりあって、生活のなかに根づいているんですね。
キューバのような国の音楽は、行って、体験してみないとわからない」
7月には最新アルバム「アランフェス協奏曲」を発表。
仙台クラシックフェスティバルでは四つの公演を持つ。
「ギターは自由な学期だということを伝えたいですね」

福田進一さんプロフィール
大阪府生まれ。78年、パリ・エコール・ノルマル音楽院を卒業し、
81年、ラジオ・フランス主催のパリ国際ギターコンクールで優勝
post by ホームページ管理 | コメント(0)
文化審議会は7月20日、重要無形文化財保持者(人間国宝)に
青磁の中島宏さん(65)ら7人を新たに認定するよう
伊吹文明文部科学相に答申しました。
そのうちの1人に選出されたのが、
39期生、文楽三味線の鶴沢清治さん。
おめでとうございます!
post by ホームページ管理 | コメント(0)
だんじりで有名な岸和田で、7月27日(日)岸和田千亀利灯路が開催されます。

手造りの灯篭を並べたり、岸和田城に向けてプロジェクターで絵画を投影したりと、
涼しげなイベントが満載です。

岸和田千亀利灯路 実行委員長 奥正孝さん (26期生)
post by ホームページ管理 | コメント(0)

26期生の奥正孝さんがまちづくりの本を出版した。
奥さんは、岸和田市本町で毎年開催の「紀州街道にぎわい市」を主催する
「本町のまちづくりを考える会」の理事。その活動の12年間をもとに、
伝統的な文化と景観を受け継ぎながらの“まちづくり”や
“ひとづくり”の道のりを提案している。
「まちづくりとは楽しむこと。みんなが喜んでくれたら」
「今までの人生で、99%不可能でも1%の可能性があれば
夢は叶うことを実感。それを若者に伝えていきたい」

(2007年5月5日掲載 あさひゆめほっと「くろーずあっぷ」より引用)
エネルギッシュな奥さんの活動に今後も注目だ。

出版社:文芸社ビジュアルアート 定価:950円(税込み997円)

post by ホームページ管理 | コメント(1)
★最近の子供の教育について、考えさせられること1年半。私は高野山の麓である、かつらぎ町の過疎の村で、「こどもの寺・童楽寺(どうがくじ)」というお寺の住職をしています、安武隆信(やすたけりゅうしん)と申します。

 

★昨今の子供達が巻き込まれる凶悪犯罪や子供達が加害者となる事件が後を絶たず、子供達を取り巻く教育環境は、確実に深刻化していると思います。★そこ で、2年前に私にも第一子の子供が授かり、この問題がますます現実化することに。子供達の教育も、お寺やお坊さんとして大切な役割と感じ、出産したばかり の妻と有志を募り、「こどもの寺」を作ることを一念発起。当初は、前途多難で外野席からの反対や不安視する声も。★しかし、幸いにして子供が大好きな方な ど、報道関係さんや各種団体さんの応援もあり、思いもよらぬサポーター(ボランティア)さんが続出。★さらに和歌山県里親会(子ども未来課)さんも、里親 の認定もいただき、計画から1年半。みんなに支えられ、「ザ・現代版寺子屋」その名も童楽寺をオープンさせることができました。★寺子屋と言えども、特別 なことをするわけではなく、さまざま事情で親元を離れた子供達と一緒に、人に対して感謝の気持ちとしての「ありがとう」や人に対して申し訳ないことをした 時の「ごめんなさい」など、社会ルールを身に付けながら、ごく当たり前の生活を送っています。また、誰でも参加でき、子供達が楽しめるような体験型イベン トを毎月開催し、子供達に関わる活動に取り組んでいます。★その体験型イベントである「寺子屋教室」では、大自然あふれる環境を生かし、長期・短期の田舎 版ホームステイである「プチ一休さん体験」や数珠作り・写経体験など。そして、かつらぎ町役場と連携した「子育てサークル」も開催しています。

★ このような童楽寺「寺子屋教室」のモットーは、子供達も大人の方々も、楽しく集い交流し、その中で世代を越えた、いろんな人間関係の構築を図ることです。 ★したがいまして、私ども夫婦は、若輩者ながら、みんなに支えられ、里親として四人の里子(中2男子=不登校・学習障害・中1男子=不登校・小4男子=虐 待・小2男子)と一緒に、家族となり生活しています。彼らの中には、学校や近所だけではなく、いじめや家庭内虐待を受け、長期間に渡る不登校を続けていま したが、今までの生活とは、いい意味でリセットしてもらうことに成功しました。今では信じられないほど、たくさんの友達に恵まれ、クラブ活動も熱心に取り 組むまでになりました。★これも近所の新しい友達・学校の先生方や童楽寺ボランティアさんの温かいご協力の賜物ではないかと、日々感謝しながら感動してい ます。★この感動を子供達に携わる、たくさんの方々にも知ってもらいたく、さらに里親活動というものは、いったい何なのか?どんな子供達が、どんなことで 悩んでいるのか、という現状を今後ももっと伝えることで、また同時に、里子との感動の場面を伝えていければと思っています。

★上宮高校では、教育実習(宗教科)でもお世話になり、培った仏教精神を基に、これからも子供達との活動に精進してまいりたいと思っています。卒業生のみなさんも和歌山へ来られた時は、是非お立ち寄り下さいね。



大きな地図で見る

post by ホームページ管理 | コメント(0)


1967年卒業 19期生南川雅男さん 北海道大学教授
地球環境科学研院
総合環境化学部門探索計測分野 教授
環境化学院 環境起学専攻
地球温暖化課題(主担当)
地球圏科学専攻
物質循環・変遷学コース(副担当)

(生物地球科学、古環境解析、炭素循環、窒素循環)
○海洋学と地球科学を志して研究者となったが、生物と環境の
作用・反作用関係に興味があることに気づき、民間研究所で
生物地球科学、生態学、人類学へと活動を広げた。
当研究所に移籍してからは古環境を復元することに熱意を傾けている。
○海洋や陸上生態系における物質循環の仕組みを読み解くことから、
地球環境の諸問題に対処する道が開ける、との信念を持ち、
地球温暖化題にも取り組んでいる。
○野外観察、実験科学、思考実験をバランス良くこなすことが
重要と信じており、ほぼ毎年、外洋への航海、森林河川等の
調査を行っている。観測分析技術はむしろ机上のサイエンスより
重要だと思っている。

(古生態系復元、人類生態学、食生態学)
○食物連鎖における同位体の分別については、発見と方法開発、
両面でのパイオニアを自負。
○同位体、バイオマーカー分子を化学指標として、人類生態の変化、
農耕、牧畜など文明成立過程の化学評価に挑戦中。
○地球規模の窒素循環の変動要因、炭素サイクルへの影響などを
明らかにする研究に取り組んでいる。

(同位体地球学、情報判別科学)
○環境を構成する化学成分の履歴、起源、状態を定量的に評価する
新しい計測学を開発しようと企てている。

★南川さんが当校の在学生に講演に来てくださいました。話に聞き入る学生達★


post by ホームページ管理 | コメント(0)


上宮高校と私


ため込んでおいたあれやこれやを抽斗から取り出し、
物語に加工して人様にご披露するのが作家です。
私はそんな仕事を二十代の終わりから続けているのですが、
高校時代に得たものが今もって抽斗の奥から次々現れるので驚きます。
十代の半ばに、思っていたより多くのことを吸収していたようです。
さしてドラマチックなこともないまま淡々と過ぎたようで、
濃密な時間を過ごしていたのだな、と気づきました。
「あれを知ったのも、これを試したのも、上宮高校にいた時だったのか」
という感慨があります。
小説や映画や音楽について、存分に語り合える級友に恵まれました。
不毛な競争を先生から強いられることなく、学ぶことが自然と好きになって
いました。現在の私を支える土台を築けたのです。
それは、作家という稼業に就いていなくても同じでしょう。
人がいて、環境があったのです。
母校に感謝しています。

(上宮中学校2008年度学校案内 P12から引用)
post by ホームページ管理 | コメント(0)



国際社会の第一歩


仕事柄、大学生と毎日顔を合わせるけれど、いつのまにか年齢の差が
開いているのに気がつく時がある。入学したての1年生や、入試の際に
受験生に接すると、ふと自分自身の高校時代を懐かしく思い出すのである。
東大阪で産まれて育った私は、上宮に進学した。
遠くは奈良や和歌山からも通学しておきており、
地元しか知らなかった私にとっては、未知な世界への第一歩でもあった。
毎日が新鮮で、ある種の興奮と緊張感に包まれていたような気がする。
通学途中での女子高生との出会いや、部活など、脳細胞の一つ一つが
活性化し、将来に対する夢を見て、あのころの自分は人生で
最も輝いていた時期だと思う。
卒業後、早稲田大学に進学し、大都市東京で様々な学生と接した。
研究の楽しさも知った。人種のルツボと呼ばれるニューヨークの大学院に
進学し、世界を見た。感じた。今は、研究活動を通じて世界中飛び回っているが、
上宮への第一歩が世界への第一歩だったような気がする。

(上宮中学校2008年度学校案内 P11から引用)
post by ホームページ管理 | コメント(0)